胃下垂の人は口臭がクサくなるのか?
口臭の原因として、内臓系の問題が考えられることは口臭の原因で説明しました。
でも、内臓系の問題と言うのはどんなものかが少し分かりにくいですよね。
食べ物を食べてから栄養を吸収するための器官を消化器といいますが、その最初である胃について考えてみたいと思います。
とはいえ、胃の問題といってもいろいろと考えられるので、ここでは胃下垂と口臭の関係について考えていきますね。
胃下垂と口臭の関係
胃下垂と診断された管理人の友人が、ネット上で『胃下垂の人は口臭がきつくなるらしい』という情報を目にしたみたいで質問をしてきたんですが、管理人も気になって調べてみました。
口臭と言うのは人と接するときに不快感を与えやすいので、できるだけ予防していきたいものですよね。
まずは胃下垂で口臭がきつくなるという説がどこからきているのかみてみましょう。
胃下垂とは
胃下垂と言うのは、もともとの胃の場所は変わらないんですが、胃の下の部分が垂れ下がった状態になっていることを言います。
胃下垂になってしまう原因は、内臓の筋力低下、暴飲暴食、ストレス、骨盤のゆがみが挙げれています。
胃下垂になった場合、なにが良くないのかと言うと、胃もたれや消化不良を引き起こしやすくなるんですね。
胃下垂で口臭が起きる原因
胃下垂になって胃もたれや消化不良が起きてくると、食べたものをなかなか消化できないので、胃の中で食べたものが滞ってしまい、ニオイを発生させてしまうんです。
消化不良で食べ物が残っている場所が腸内であれば、便がクサくなったり体臭全部がクサくなりますが、胃の中に長時間食べ物が残ってしまうと口臭がクサくなってきます。
口と胃は食道によってつながっているので、ニオイが口に戻ってくるんですね。
逆流性食道炎という病気もありますが、これは胃酸が口に逆流してきて食道で炎症を起こすことで起きてくるんです。
吐き気が多かったりゲップが増えてくるとなりやすいみたいですね。
生きていたらゲップをしたときに胃酸の酸っぱい感じが口の方に戻ってきて、臭そうな感覚を感じたこともあるんじゃないでしょうか。
お酒を飲む機会が多かったのであれば共感していただけると思いますが、管理人が大学生のころは飲み会が激しかったので、管理人も含めて飲みすぎて吐いていた人が多かったです。
で、バーベキューなど屋外で飲んでいたらいいんですが、家で飲んでいる時にトイレに吐いてそのままの状態になっていたら、嘔吐物ってすごくクサいですよね。
ゲップだけなら嘔吐物のニオイまではいかないにしても、消化不良で胃の中に食べ物が残っていているときのゲップってクサいです。
ニオイを発生させる原因は消化不良によって胃の中で食べ物が腐ってしまうことなので、胃下垂になることで消化不良が起きるので胃下垂が口臭の原因になると言われるのもうなずけます。
どのように対策するべきか
胃下垂で口臭が発生する理由はなんとなく分かってもらえたかな?
ただ、胃下垂になってしまったらどうしようもないから、口臭もクサくなってどうにもできないということはないんです。
日常生活のちょっとしたポイントを気をつけるだけで違ってくるので、対策はしていきましょう。
一度にたくさん食べない
まずは一度にたくさんの量を食べないようにすることです。
一気に食べ物を詰め込んだとしても消化が遅いので、余計に胃もたれを助長してしまいます。
消化の悪いものを食べない
胃下垂は消化不良を起こしやすいので、消化の悪いものは極力食べないようにしましょう。
猫背にならないようにする
猫背のように姿勢が悪いと胃下垂になりやすいんです。
体幹筋を鍛える
内臓の筋力低下によっても胃下垂が起きるんですが、直接内臓筋を鍛えるのは不可能です。
というのも、内臓筋は自分の意志で動かせる筋肉じゃないですからね。
そこで、体幹筋を鍛えることで内臓の筋肉を刺激してあげましょう。
また、体幹筋を鍛えることで姿勢もよくなるのでオススメです。
暴飲暴食や飲酒は控えよう
暴飲暴食や飲酒は胃に負担がかかることなので、なるべく負担をかけすぎないようにしましょう。
ストレスをためない
ストレスで胃潰瘍や逆流性食道炎が起こりやすいと言われていますので、ストレスと言うのは良くないんですね。
なるべく趣味や運動習慣を作ってストレスを発散する環境を持ちましょう。
以上が胃下垂のための対策です。
とはいえ、胃下垂の人が全員口臭がきつくなるのかというとそうでもないので、口臭が起きないように注意していきましょう。