加齢臭を起こさないためにとってはいけない油
40代から50代で起こりやすい加齢臭ですが、皮膚の表面から分泌される皮脂が酸化してしまうことが原因となって起こります。
皮脂が酸化して過酸化脂質になると、それが細菌によってノネナールを発生するからです。
ニオイが発生するのはノネナールが原因であるため、対症療法的には身体を清潔に洗うことでノネナールを除去することが一番簡単な方法ですが、皮脂が酸化しないようにすることが根本的な解決策だと考えられます。
そこで、皮脂の元となっているものを知る必要があります。
皮脂の元となっているのは普段食事で摂っている油です。
現代の食生活は、毎日の忙しさのせいで、外食が多くなったり出来合いのものを食べたりする機会が増えています。
マクドナルドやロッテリアなどのファストフードのお店も子どもに人気があるため、利用している人も多いでしょう。
基本的にこういった外食では揚げ物などの油を使った料理が多くなってしまいます。
そのような食事をしていると、どうしても知らず知らずの間に身体にとって良くない油を摂取しているんですね。
では、身体にとって良くない油とはどんなものなのか見ていきましょう。
加齢臭を起こす原因となる古い油はとらないようにしよう
加齢臭を起こす一つの原因として古くなった油を摂取することがあります。
昔は油と言うものは料理の道具として使われていましたが、現在では身体にとって必要な栄養素の一つと言う考えになっています。
そのため、油は身体にとって必要なものなので完全に悪いわけではありません。
良くないのは古くなった油を摂ることです。
古くなった油と言うのは言い換えると酸化した油と言うことができます。
身体に摂取する段階で油が酸化してしまっているので、加齢臭が起こりやすくなるのも想像できるでしょう。
外食をするということは、どうしても古くなった油を摂取せざるをえません。
油にも種類があり、酸化しにくい油と酸化しやすい油がありますが、一般的に外食などで利用されている油はリノール酸と呼ばれる酸化しやすい油です。
このリノール酸は身体にとって必要なものではあるんですが、摂りすぎると炎症を起こしやすくなります。
そこで一緒に摂取しなければならないのが、αリノレン酸と呼ばれる油です。
いわゆる魚の油に含まれているDHAやEPAと言ったものですね。
外食に含まれている油はリノール酸がほとんどなので、外食が多い人にとっては加齢臭を予防するために酸化した油による影響を助けてくれるαリノレン酸を含んだ油やDHAやEPAのサプリメントを摂取して補うのが望ましいでしょう。
とはいえ、一番は酸化して古くなった油を摂らないようにすることなので、なるべく外食は控えて家で料理したご飯を食べるのがいいと思います。