加齢臭などの体臭対策として香水を使用するのはいいのでしょうか?
体臭というのはなかなか自分では気づきにくいものですよね。
加齢臭がしているかどうかというのは家族から指摘されて初めて感じる人もいると思うので、実際に自分がどれくらいニオイを発しているのか分かりません。
しかし、ニオイを抑制しようと努力するのは大切なことです。
ただ、ニオイを抑制するのに香水を使用するという方法が存在していますが、本当に効果があるのでしょうか?
体臭対策に香水を使用することの有用性を考えてみたいと思います。
加齢臭や体臭対策に香水を使用するのは逆効果?
街中を歩いていたり、電車に乗っていたりすると香水のニオイが漂ってくることがあります。
もしも電車の中で香水のニオイがプンプンしてきたらどうでしょうか?
ほのかに香っている時はいいニオイだと思いますが、プンプン香ってくるとニオイがきつくて不快に感じてしまいます。
デパートの1階というのは化粧品売り場が多いのですが、理由は化粧品のニオイがきついから、人の出入りが多く空気の入れ替えが頻回にされる1階が望ましいからだそうです。
香水のつけすぎと同じことですね。
あくまでも、香水というのはほのかな香りづけとして使うのが望ましいと思います。
そんな香水を加齢臭や体臭を抑制するために使っている人がいます。
体臭の臭いニオイを香水のいい匂いでごまかそうという発想ですね。
この考えを持っている人は結構いるみたいですが、必ずしもニオイを抑えれているわけではないんです。
むしろ、体臭のニオイと香水の匂いが混ざり合って、逆効果になってしまうんですね。
ピアノの演奏に例えるならば、体臭をど素人のピアノ演奏、香水をプロのピアニストの演奏としたときに、ど素人のピアノ演奏は下手すぎて聞くに耐えないのは分かると思います。
しかし、プロの演奏と言うのは惚れ惚れするようなメロディでずっと聞いていたくなるでしょう。
ただ、いくらプロの演奏が素晴らしいからといって、素人が演奏している横でプロが演奏したらどうなるでしょうか?
音が重なってしまって不快なだけのうるさい音になってしまいますよね。
不協和音と言われるように、音がうまく噛み合っていないので、聞いていて気持ちよくないんです。
体臭がきつい人に香水をつけるというのはまさに同じようなことで、ニオイの不協和音になっちゃうんですよね。
あくまでも、体臭を予防するための対策としては、シャンプーや石鹸を使用した身体の表面を清潔にするような対策と、体質改善のように身体の内側の調子を整えていく方法が望ましいです。
香水に頼らずに、日ごろの生活習慣から変えていきたいですね。