トレハロースには体臭を抑制する働きがある
トレハロースと言う成分が加齢臭を抑制するのに効果があるようです。
もともと、トレハロースと言うのは自然界に存在する天然の糖で、食品に含まれていますよね。トレハロースは危険だという見解もあるようですが、日本よりも食品添加物の規制が厳しいヨーロッパやアメリカでも使われているものですから、安全といっていいという見方もあります。
で、じつはトレハロースと言うのはすごく身近なところに存在していて、干しシイタケに含まれているんですよ。
とからからに干からびた椎茸が水によって戻るのは、トレハロースの働きによるものなんですね。
他にも、優れた保湿性を持っていおり脂質の変化を抑える働きを持つので、食品の賞味期限を延ばしたり、野菜やフルーツのみずみずしさを長く保つ為に利用されている成分なんです。
カット野菜や果物がすぐに痛まないのもトレハロースの力と言えます。
余談ですが、カット野菜や果物には栄養があまり含まれていないので、食べる気にはならないですがね。
では、体臭に対してどのような効果をもつのでしょうか。
トレハロースの体臭防止効果
トレハロースは中高年に生じる加齢臭に効果があると言われていますが、これは活性酸素を除去する力があるからです。
活性酸素と言えば、身体を傷つけて老化・酸化させる原因なんですが、活性酸素を除去するということは、皮膚から分泌されている皮脂が酸化するのを抑制してくれるんですね。
そのことによって、加齢臭のニオイ成分であるノネナールが作られるのを抑えることができるんです。
同じように加齢臭に含まれるニオイ成分としてアルデヒドが挙げられますが、トレハロースはアルデヒドの発生を、明らかに抑制する機能のあるんですね。
だから、加齢臭にとっては効果的な成分だと言えます。
また、加齢臭のニオイ成分であるノネナールは衣類や布団などについてしまいニオイを発生させることがあります。
現在では衣類の繊維にトレハロースを結合させることで、ノネナールの分解・抑制をしてニオイを抑えてくれるんですね。
特に介護用品にはニオイがつきにくいような衣類が発売されているんです。
他にも、化粧品などにも応用されていますね。
効果的に加齢臭を防ぐのであれば、体内に取り入れて身体が酸化をするのを防ぐことで加齢臭対策をしていくのがいいでしょう。
天然の糖で安全性も高いので、甘味づけに食事の中に取り入れるだけでも違ってくるかもしれませんね。